COLUMN
ある日、鏡の前で髪の毛の一部分が抜けていることに気づき驚いた経験はありませんか、、、?
「気づいたら10円玉くらいのハゲが出来ていた」 「家族や美容師に指摘されて初めて気づいた」
このように、自覚症状なく突然現れるのが円形脱毛症の特徴です。
円形脱毛症は、頭皮や体毛の一部が突然抜け落ちる自己免疫疾患の一種とされ、年齢や性別に関係なく誰にでも起こる可能性があります。見た目の変化が大きいため、精神的なダメージも少なくありません。
昔はストレスが原因とよく言われていましたが、近年の研究では自己免疫の異常が関与していることが分かってきました。つまり、体が誤って自分の毛根を異物とみなし、攻撃してしまうのです。
主な原因としては下記が考えられます。
・自己免疫の異常(体質による)
・強いストレスや心身の疲労
・遺伝的要素
・アレルギー体質や甲状腺の疾患
・ホルモンバランスの乱れ
これらの要素が単独、または複合的に作用し、発症に至ると考えられています。
💡種類と重症度について、
円形脱毛症には様々なタイプがあります。最も多いのは、1つまたは数個の脱毛斑が出来る単発型ですが、進行すると下記のようなタイプになることもあります。
・多発型:複数の脱毛斑が現れる
・全頭型:頭髪がすべて抜け落ちる
・汎発型:頭髪だけでなく、まつ毛、眉毛、体毛も抜け落ちる
・蛇行型:生え際に沿って帯状に脱毛する
症状の進行や回復には個人差が大きく、自然に治る場合もあれば、長期的な治療が必要なケースもあります。
💡治療法方法について、
円形脱毛症は、自然に治癒することもありますが、放置することで広がってしまう可能性もあります。早期発見・早期治療が回復のカギです。治療は以下のようなものがあります。
・ステロイド外用薬や注射
・局所免疫療法
・光線療法
・内服薬、(抗アレルギー薬、免疫抑制剤など)
・心療内科との連携治療(ストレス管理)
また、医療用ウィッグやカバーヘアなど、見た目のサポートも非常に大切です。
円形脱毛症は、外見の変化が大きいため、自尊心の低下やうつ症状につながることもあります。特に思春期の子供や若い女性にとっては、深刻な悩みになることも多くありません。
こんな時こそ、心のケアが必要です。家族や友人、医師、カウンセラーなど、信頼できる人に相談することで不安はぐっと軽くなります。
日本国内だけでも100万人以上の患者がいるとされており、誰にでも起こりうる病気です。
まずは一歩踏み出して、専門の医療機関に相談してみましょう。
正しい知識と適切な治療、そしてあなた自身を大切にする気持ちが、回復への第一歩となります。
浜松中央クリニック 院長
佐藤 徳哉
日本美容外科学会 正会員
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